ドコモが提供しているオンライン専用プラン「ahamo」は、2024年9月の時点で契約者数が600万件を突破しています。
ドコモのメインプランである「eximo」や、旧プランである「ギガホプレミアプラン」のユーザーで、毎月の通信費用を負担に感じているユーザーの受け皿として、ahamoはドコモが想定していた以上に機能していると言えます。
ドコモプランを利用していたユーザーがahamoに乗り換えることで、スマホ代が大きく下げられることが、ahamoが好調である最も大きな理由です。
しかし、ドコモプランからahamoに乗り換えることで、それまで受けられていたメリットが、適用されなくなることがあることには十分に注意が必要で、その中には直接支払い費用に関連する項目もあり、通信費トータル費用で考えると、思ったよりも節約の効果がでない事態にもなりかねません。
ドコモユーザーがスマホプランをahamoに乗り換えをしたら、どんなデメリットがあるのか?支払い費用に大きな影響を及ぼす、ドコモ光のセット割はどうなるのか?解説していきます。
「ahamo」に乗り換えることで起きるデメリット
「ahamo」はオンライン専用プランなので、契約だけでなくトラブル時の相談などでドコモショップの利用ができなくなるのは、デメリットの一つです。
しかし、ドコモを利用していても、殆どドコモショップを利用してこなかったユーザーにはデメリットになりません。
また、「ahamo」はドコモが提供しているスマホプランの一つですが、×××@docomo.ne.jpのドコモメールは利用ができなくなります。
これもデメリットの一つですが、Androidユーザーは、Gmailが必然的に利用出来る様になっていますし、iphoneユーザーではicloudメールが利用できるため、ドコモメールの利用頻度は相対的に下がっていますし、事前に準備しておけば大きなデメリットにはなりません。
「キャッチホン」「留守番電話サービス」等の、電話通話機能オプションが利用できなくなるのも「ahamo」へ乗り換えることで発生するデメリットの一つですが、これも無料のアプリ通話利用の増加と電話通話の利用頻度が減少していることを考慮すれば、大きなデメリットになる一般的なユーザーは多くありません。
ahamoに乗り換えて発生する大きなデメリットとしては、支払い費用に直接関係する割引制度が無くなることです。
「ドコモ光セット割」など割引の適応が無くなる
(出典:docomo公式サイト)
ドコモのスマホプランと「ドコモ光」を併用する場合、スマホ1台につき最大1,100円の割引が家族の分まで適用される「セット割」や、3人以上の家族で利用している場合に、スマホ1台につき最大1,100円の割引が適用される「家族割」、「dカードお支払割」「ドコモの学割」などの割引制度は、ahamoに乗り換えることにより適用が無くなります。
「家族割」と「セット割」は併用ができるので、家族5人で利用する場合では、毎月(1,100円「家族割」+1,100円「セット割」)×5人=11,000円 の割引が適用されるので、これをお得だ!という判断をなさった方には、この特典を手放すのは惜しい・・・とお考えになり、ドコモから別のプランへ乗り換えることを躊躇するユーザーは少なくありません。
ドコモ+ドコモ光の通信費トータル費用
ドコモを家族5人で利用して、自宅ではドコモ光を併用していた場合の通信費トータル費用を計算してみましょう。
月に3GB以上をコンスタントに利用しているユーザー
利用者の多い、「ギガホプレミアプラン」で計算します。(eximoも同一価格です)
ギガホプレミアプランでは、月に3GB未満の利用に収まった月は1,650円の割引が自動的に適用されますが、ahamoへの乗り換えを検討しているユーザーなら、ahamoの最小ギガ容量は30GBですから、3GB程度には収まらない利用をしていると推察できます。
ドコモ光 タイプA |
ギガホプレミアプラン | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 5,115円 | 5人 | 29,975円 |
戸建て | 5,720円 | 5,115円 | 5人 | 31,295円 |
家族割とセット割が適用されて、ドコモ光タイプA+ギガホプレミアプランの通信費トータル費用は、マンション29,975円・戸建て31,295円になります。
ドコモ光 タイプB |
ギガホプレミアプラン | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,620円 | 5,115円 | 5人 | 30,195円 |
戸建て | 5,940円 | 5,115円 | 5人 | 31,515円 |
家族割とセット割が適用されて、ドコモ光タイプB+ギガホプレミアプランの通信費トータル費用は、マンション30,195円・戸建て31,515円になります。
月に3GB未満のユーザー
自宅にドコモ光を導入しているユーザーは、自宅ではどれだけインターネット利用をしても、Wi-Fiでドコモ光を使うためスマホプランのギガ消費がされず、月に消費するギガは3GB未満になっているユーザーが多くなっています。
無制限プランである「ギガホプレミアプラン」「eximo」を利用中でも、ドコモ光を併用しているなら、3GB未満の割引が適用されているケースが多く、最小ギガ容量が30GBのahamoが、乗り換えるプランとして自分と家族の使い方に本当にマッチしているのか?再検討することをおすすめします。
ドコモ光 タイプA |
ギガホプレミアプラン3GB未満 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 3,465円 | 5人 | 21,725円 |
戸建て | 5,720円 | 3,465円 | 5人 | 23,045円 |
3GB未満の割引に家族割とセット割が適用されて、ドコモ光タイプA+ギガホプレミアプランの通信費トータル費用は、マンション21,725円・戸建て23,045円になります。
ドコモ光 タイプB |
ギガホプレミアプラン3GB未満 | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,620円 | 3,465円 | 5人 | 21,945円 |
戸建て | 5,940円 | 3,465円 | 5人 | 23,265円 |
3GB未満の割引に家族割とセット割が適用されて、ドコモ光タイプB+ギガホプレミアプランの通信費トータル費用は、マンション21,945円・戸建て23,265円になります。
ahamo+ドコモ光の通信費トータル費用
ahamoに乗り換えて、自宅では従来通りにドコモ光を利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ドコモからahamoに乗り換えても、ドコモ光の月額料金は変わらず同じです。
ドコモ光 タイプA |
ahamo30GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 2,970円 | 5人 | 19,250円 |
戸建て | 5,720円 | 2,970円 | 5人 | 20,570円 |
ドコモ光タイプA+ahamoの通信費トータル費用は、マンション19,250円・戸建て20,570円になります。
ドコモ光 タイプB |
ahamo30GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,620円 | 2,970円 | 5人 | 19,470円 |
戸建て | 5,940円 | 2,970円 | 5人 | 20,790円 |
ドコモ光タイプB+ahamoの通信費トータル費用は、マンション19,470円・戸建て20,790円になります。
ahamoに乗り換えるならドコモ光も乗り換えがおすすめ
ドコモのメインプラン「eximo」「ギガホプレミアプラン」の契約者で、自宅にはドコモ光を利用しているユーザーが、ahamoに乗り換えてドコモ光を継続しても、支払い費用の合計金額を計算すると、「期待したほど劇的に支払い費用のコスパが改善するわけではないのだなぁ・・・」と、お感じになる方が多いのではないでしょうか?
ドコモ光は月額料金が高額とまでは言いませんが、光回線サービスの中で比較するとコスパが良いとは言えず、ドコモのスマホプランと併用することでメリットが出る光回線サービスだと言えます。
コスパを考えるなら、ドコモからahamoに乗り換えたらドコモ光を継続利用するメリットは無く、より月額料金の安い光回線サービスに乗り換える方が、通信費トータル費用を節約することができます。
「でも・・・光回線を乗り換えるのは、また新たな回線の導入工事とか面倒そうだし・・・」
と、お考えになるなら、ドコモ光から別の光回線サービスに乗り換えるのは、新たな回線工事が必要無く、簡単な手続きだけで完了して、インターネットが利用できない期間も生じない「事業者変更」という手段があります。
「事業者変更」について、もう少し詳しくご説明しましょう。
ドコモ光は「光コラボ」の一つ
(出典:NTT西日本*一部改変)
光回線を使ってインターネット利用するためには、回線である光回線の他に、接続業者プロバイダが必要になります。
ドコモ光は独自の光回線ではなく、NTT東西が敷設管理している光回線「フレッツ光」を使って、サービスが提供されています。
このフレッツ光を光回線として卸提供を受けた企業が、プロバイダ業務とワンセットにして提供しているのが「光コラボ」です。
ドコモ光は、ドコモがNTT東西から光回線フレッツ光の卸提供を受けて、プロバイダをワンセットにして提供している光コラボです。
これは、ドコモはNTTグループだからという、限定されたことではなく、資本関係の無い数多くの企業にも光回線としてフレッツ光は提供されていて、たとえばソフトバンクの光回線サービスであるソフトバンク光や、楽天の楽天ひかりなどがあり、NTT東日本エリアで530社・NTT西日本エリアで235社から「光コラボ」が提供されています。
ドコモ光は光コラボの一つなので、数多くの選択肢がある別の光コラボへの乗り換えは、現在使っている光回線「フレッツ光」が継続利用できるので、プロバイダだけを変更する「事業者変更」の手続きで乗り換えを行えば、回線導入工事が不要で簡単に乗り換えが可能になるということです。
では、事業者変更をする手順をご説明しましょう。
事業者変更の手順
(出典:NTT東日本公式)
大まかな事業者変更の手順としては、ドコモ光から事業者変更承諾番号を入手して、新しい光コラボにドコモ光から入手した事業者変更承諾番号を伝えて、事業者変更での乗り換え契約をすれば完了です。
1.利用中の光コラボであるドコモ光から事業者変更承認番号を取得
ドコモ光に、事業者変更承諾番号を請求します。
電話 0120-800-000 (9:00~20:00 年中無休)
ドコモショップでもwebでも手続きが可能です。
事業者変更承認番号には、発行日から15日間の有効期限があります。
この有効期限は、乗り換え先への申し込みに15日間の猶予があるということではなく、申し込み先が手続きを行う期間も入っているので、事業者変更承諾番号を入手したら、速やかに乗り換え先の光コラボへの申し込みをおすすめします。
2.乗り換え先の光コラボに申込み
乗り換え先の申込時には新規契約ではなく「事業者変更」で、ドコモから入手している事業者変更承諾番号を申し込み先に伝えてください。
3.切り替え日が来ると自動的に新しい光コラボが利用できる
申し込んだ新しい光コラボから、切り替え日の連絡が入ります。
連絡のあった切り替え日に、自動的にドコモ光から新しい光コラボに光回線が切り替わり、ドコモ光は自動的に解約されます。
ドコモ光からレンタルしている機材があれば、切り替え後には速やかに返却をしてください。
現在使っているNTTマークの入った終端装置ONUは、新しい光コラボでも継続して利用するので、返却しないようにしてください。
コスパの良い乗り換え先の「光コラボ」は?
数多くある、事業者変更でドコモ光から簡単に乗り換えられる「光コラボ」の中から、人気のあるコスパの良い乗り換え先を検討してみましょう。
光コラボ「マンション」事業者変更キャンペーン一覧
月額料金 | キャッシュバック or 割引 |
WiFiルーター | 事務手数料 (事業者変更) |
セット割引 | |
ahamo光 | 月額3,630円 | 無し | 無し | 3,300円 | ahamo契約者のみ利用可能 |
GMOとくとくBB光 | 月額3,773円 | 5,000円 | 無料レンタル | 3,300円 | 無し |
エキサイトMEC光 | 月額3,850円 | 初月無料 | 有料 (プレゼント有) |
0円(ルータープレゼントとのと選択) | 無し |
DTI光 | 月額3,960円 | 月額割引550円×6ヵ月(実質3,300円) | プレゼント | 3,300円 | au DTI SIM |
@TCOMヒカリ | 月額4,180円 | 20,000円 | 有料 (プレゼント有) |
3,300円 | au LIBMO UQ mobile |
楽天ひかり | 月額4,180円 | – | 有料 | 1,980円 | 無し |
ソフトバンク光 | 月額4,180円 | 15,000円 | 有料 | 3,300円 | SoftBank |
iijmioひかり | 月額4,356円 | 30,000円分ギフト券 月額割引 726円×12ヵ月(実質8,712円) |
有料 | 3,300円 | iijmio |
@nifty光 | 月額4,378円 | 12,000円
月額割引 |
有料 (プレゼント有) |
3,300円 | au UQ mobile |
ビッグローブ光 | 月額4,378円 | 20,000円 | レンタル 6ヵ月無料 |
3,300円 | au UQ mobile |
ドコモ光 | 月額4,400円 | 37.000円 | 無料レンタル | 3,300円 | docomo |
So-net光 L | 月額5,995円 | 月額6カ月無料 | 有料 | 3,500円 | au UQ mobile |
光コラボ「戸建て」事業者変更キャンペーン一覧
月額料金 | キャッシュバック or 割引 |
WiFiルーター | 事務手数料 (事業者変更) |
セット割引 | |
GMOとくとくBB光 | 月額4,818円 | 5,000円 | 無料レンタル | 3,300円 | 無し |
ahamo光 | 月額4,950円 | 無し | 無し | 3,300円 | ahamo契約者のみ利用可能 |
エキサイトMEC光 | 月額4,950円 | 初月無料 | 有料 (プレゼント有) |
0円(ルータープレゼントとの選択) | 無し |
DTI光 | 月額5,280円 | 月額割引550円×6ヵ月(実質3,300円) | プレゼント | 3,300円 | au DTI SIM |
楽天ひかり | 月額5,280円 | – | 有料 | 1,980円 | 無し |
iijmioひかり | 月額5,456円 | 30,000円分ギフト券 月額割引 726円×12ヵ月(実質8,712円) |
有料 | 3,300円 | iijmio |
ビッグローブ光 | 月額5,478円 | 20,000円 | レンタル 6ヵ月無料 |
3,300円 | au UQ mobile |
@TCOMヒカリ | 月額5,610円 | 22,000円 | 有料 (プレゼント有) |
3,300円 | au LIBMO UQ mobile |
ソフトバンク光 | 月額5,720円 | 15,000円 | 有料 | 3,300円 | SoftBank ワイモバイル |
@nifty光 | 月額5,720円 | 12,000円 月額割引 242円×40ヵ月 (実質9,680円) |
有料 (プレゼント有) |
3,300円 | au UQ mobile |
ドコモ光 | 月額5,720円 | 37,000円 | 無料レンタル | 3,300円 | docomo |
So-net光 L | 月額7,095円 | 月額6カ月無料 | 有料 | 3,500円 | au UQ mobile |
ahamoに乗り換えるならドコモ光は「ahamo光」に乗り換えがおすすめ
(出典:ahamo光)
前述のように、ahamoではドコモ光を含めて「セット割」に対応した割引サービスが無く、ドコモのスマホプランからahamoに乗り換えるドコモ光ユーザーは、ドコモ光以外の安価な光コラボに乗り換えるしかありませんでした。
しかし、想定よりも多いahamo利用者の増加に対して、これ以上の自社の光回線サービスから流出する事態を避けるために、ドコモは割引ではなくahamoユーザー専用の安価な光コラボ「ahamo光」の提供を、2023年7月からスタートしました。
ahamo光とahamoを併用することで適用される割引制度はありませんが、ahamo光は月額料金が安く設定されていて、マンション3,630円・戸建て4,950円で利用することができます。
光コラボから別の光コラボへの事業者変更による乗り換えは、原則として何の制約も無く乗り換えが可能になっていますが、ahamo光はahamoを契約していないユーザーは利用することができません。
(事業者変更だけでなく、ahamoユーザーでない場合は新規契約も当然できません)
ドコモ光からahamo光に乗り換え特典は無い
ドコモ光からahamo光に乗り換える場合は事業者変更ではなく、あくまでドコモ内の光回線サービスのプラン変更という扱いで、原則としてMy docomo(Web)から乗り換えが可能です。
他の光コラボからahamo光への乗り換えは事業者変更になり、契約時にキャッシュバックなどの特典が受けられるケースがありますが、ドコモ光からahamo光はプラン変更なので特典は受けられません。
通信費トータル費用はどうなる?
先と同様に、家族5人でahamo+ahamo光を利用した場合の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ahamo光 | ahamo30GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 3,630円 | 2,970円 | 5人 | 18,480円 |
戸建て | 4,950円 | 2,970円 | 5人 | 19,800円 |
スマホをドコモからahamoに乗り換える場合、光回線もドコモ光からahamo光に変更すれば、マンション月額18,480円・戸建て月額19,800円になり、ドコモ光を継続利用するよりもコスパは良くなります。
月に9GB未満のスマホ利用なら「irumo」+「ドコモ光」の方がお得
「ahamo」はドコモのメインプランである「eximo」「ギガホプレミアプラン」と比較して、安価な月額料金が魅力的ですが、中容量の30GB/月から大容量110GB/月を利用するユーザーにコスパメリットは限定されます。
「eximo」「ギガホプレミアプラン」ユーザーで、3GB未満利用の割引が適用されている方には、同じドコモの小容量スマホプランである「irumo」へのプラン変更で、コスパは大幅に改善する可能性があります。
「irumo」は現在利用しているドコモ光を継続利用して「セット割」が適用されるため、3GB未満だけでなく9GB/月までのユーザーにコスパメリットがあります。
自宅では光回線でWi-Fiを利用するため、スマホプランのギガを消費するのは外出時だけになるユーザーは、思ったほど利用していいない方が多く、irumoのプランで大半の方がカバーできます。
「ドコモ光」+「irumo」のセット割を適用した月額料金
(出典:ドコモ公式)
従来のドコモ小容量プラン「ギガライトプラン」は、利用したギガ量によって料金が変わる従量制でしたが、新しい小容量プランの「irumo」は一般的な容量別プランになっていて、安心して利用できます。
ドコモのirumoに、ドコモ光を併用して「セット割」を適用後の月額料金は以下の通りです。
irumo | ||||
容量 | 0.5GB | 3GB | 6GB | 9GB |
基本月額料金 | 550円 | 2,167円 | 2,827円 | 3,377円 |
セット割 | 0円 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 |
単身利用 | 550円 | 1,067円 | 1,727円 | 2,277円 |
家族2人 | 1,100円 | 2,134円 | 3,454円 | 4,554円 |
家族3人 | 1,650円 | 3,201円 | 5,181円 | 6,831円 |
家族4人 | 2,200円 | 4,268円 | 6,908円 | 9,108円 |
通信費トータル費用はどうなる?
ドコモの無制限プランで、小容量利用時に割引が適用される括りは3GB/月になっています。
自宅で光回線が利用できるユーザーの多くは、3GB程度の容量で外出時利用のギガを賄う事ができます。
同様にirumoの3GBを家族5人で利用して、自宅ではドコモ光を併用して「セット割」の適用をした場合の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ドコモ光 タイプA |
irumo3GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 1,067円 | 5人 | 9,735円 |
戸建て | 5,720円 | 1,067円 | 5人 | 11,055円 |
マンション月額9,735円・戸建て月額11,055円になり、ahamo光+ahamoの費用(マンション月額18,480円・戸建て月額19,800円)の半額に近い価格になり、コスパは大幅に良くなります。
光回線は現在利用している「ドコモ光」をそのまま利用ができて手間が無く、スマホプランを「ahamo」ではなく「irumo」に乗り換えるだけで、安価な通信費トータル費用を実現できます。
irumoの9GBプランの場合は、以下になります。
ドコモ光 タイプA |
irumo9GB | 家族 | 合計 | |
マンション | 4,400円 | 2,277円 | 5人 | 15,785円 |
戸建て | 5,720円 | 2,277円 | 5人 | 17,105円 |
マンション月額15,785円・戸建て月額17,105円になり、ahamo光+ahamoの費用よりもコスパ良く利用できます。
丸ごと他社に乗り換えて通信費トータル費用を節約する方法
ahamoもドコモのスマホプランの一つなので、「eximo」も「irumo」も使う電波は同じです。
ドコモでは以前から「パケ詰まり」という、繋がりにくい状態になる場所が散見していて、完全には今も解消されていません。
コスパを求めて乗り換えをお考えなら、これを機会にスマホも光回線も丸ごと他社に乗り換えて、安価に利用する具体的な方法についてもご紹介しましょう。
現在ドコモ光をご利用中なら、先にご紹介した工事不要の「事業者変更」の手続きだけで、簡単に他の光コラボに乗り換えが可能です。
「ビッグローブ光」+「UQモバイル」にセット割
(出典:ビッグローブ光申込サイト)
KDDIグループが提供している光コラボの「ビッグローブ光」は、ドコモ光から事業者変更で簡単に乗り換えが可能で、スマホプランには安価に利用できるauのサブブランド「UQモバイル」を併用することで、「セット割」が適用できます。
ビッグローブ光の月額料金は、マンション集合住宅4,378円・一戸建て住宅5,478円です。
キャッシュバックキャンペーン
ビッグローブ光に事業者変更すると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。

引っ越し移転時の工事費用が無料
転勤族の方や引っ越しする予定がある方にも、ビッグローブ光がおすすめです。
ビッグローブ光では何度引っ越しを行っても、その都度必要になる工事費が無料になる、お得に継続利用ができる光コラボです。
「UQモバイル」のセット割を適用した月額料金
(出典:UQ mobile公式サイト)
UQモバイルとビッグローブ光を併用して、「セット割」を適用した月額料金は以下になります。
プラン名 | ミニミニプラン | トクトクプラン | コミコミプラン+ | |
容量 | 4GB | 1GB未満 | 15GB | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,277円 | 3,465円 | 3,278円 |
セット割 | 1,100円 | 1,100円 | 1,100円 | 0円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,177円 | 2,365円 | 3,278円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,354円 | 4,730円 | 6,556円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,531円 | 7,095円 | 9,834円 |
家族4人 | 5,060円 | 4,708円 | 9,460円 | 13,112円 |
通信費トータル費用はどうなる?
同様に家族5人利用時の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ドコモでは自宅に光回線でWi-Fiが利用できる場合に、3GBを基準として計算してきましたが、UQモバイルでは最小プランが1GBの余裕がある4GBになっています。
UQモバイルの4GBミニミニプランでは、セット割を適用すると月額1,265円で利用できます。
ビッグローブ光 | UQモバイル | 家族 | 指定オプション | 合計 | |
マンション | 4,378円 | 1,265円 | 5人 | 550円 | 11,066円 |
戸建て | 5,478円 | 1,265円 | 5人 | 550円 | 12,166円 |
*auPAYカードで支払う場合
*セット割の適用には光電話等の指定オプションの契約(月550円)が必要になります
マンション月額11,066円・戸建て月額12,166円になり、コスパ良く利用できます。
「ソフトバンク光」+「ワイモバイル」にセット割
(出典:ソフトバンク光申込サイト)
ソフトバンクが提供している光コラボの「ソフトバンク光」は、ドコモ光から事業者変更で簡単に乗り換えが可能で、スマホプランには安価に利用できるソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」を併用することで、「セット割」が適用できます。
ソフトバンク光の月額料金は、マンションタイプ4,180円・一戸建てタイプ5,720円です。
キャッシュバックキャンペーン
ソフトバンク光に事業者変更で乗り換えると、キャッシュバックが受け取れるキャンペーンを行っています。

「ワイモバイル」のセット割を適用した月額料金
(出典:ワイモバイル公式)
ワイモバイルとソフトバンク光を併用して、「セット割」を適用した月額料金は以下になります。
プラン名 | S | M | L | ||
容量 | 4GB | 1GB未満 | 20GB | 1GB未満 | 30GB |
基本月額料金 | 2,365円 | 2,915円 | 4,015円 | 2,915円 | 5,115円 |
セット割 | 1,100円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 | 1,650円 |
単身利用 | 1,265円 | 1,265円 | 2,365円 | 1,265円 | 3,465円 |
家族2人 | 2,530円 | 2,530円 | 4,730円 | 2,530円 | 6,930円 |
家族3人 | 3,795円 | 3,795円 | 7,095円 | 3,795円 | 10,395円 |
家族4人 | 5,060円 | 5,060円 | 9,460円 | 5,060円 | 13,860円 |
通信費トータル費用はどうなる?
同様に家族5人利用時の、通信費トータル費用を計算してみましょう。
ワイモバイルでも、最小プランは自宅に光回線のある多くのユーザーに最適な、3GBに1GBの余裕がある4GBになっています。
ワイモバイルの4GBプランSでは、セット割を適用すると月額1,265円で利用できます。
ソフトバンク光 | ワイモバスマホ 4GB | 家族 | 指定オプション | 合計 | |
マンション | 4,180円 | 1,265円 | 5人 | 550円 | 10,868円 |
戸建て | 5,720円 | 1,265円 | 5人 | 550円 | 12,408円 |
*PayPayカードで支払う場合
*セット割の適用には光電話等の[おうち割 光セット(A)]適用に必要なオプションの契約(月550円)が必要になります。
マンション月額10,868円・戸建て月額12,408円になり、コスパ良く利用できます。